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20日のランチ会には単衣の白大島を着て行きました。
![]() 弘法市で買ったものなので、本物の白大島かどうかはわかりません。でも、しつけ糸のついた新品でした。リサイクルショップでも、よく新品に出会います。一度も袖に手を通さないまま、処分してしまう人が少なからずいるようです。 柄は楓。青楓の気分で着ています。 ![]() 帯締めはアイボリー、帯揚げだけ水色にしてアクセントをつけました。 帯は京都の高島屋で買った名古屋帯。黒地に銀でラインが入っています。 ![]() 白地の着物に黒地の帯という組み合わせが大好きです。 ![]() 友人たちにほめてもらってゴキゲンでした。
20日(日)、学生時代の友達と5人で神戸でランチをしました。その中の一人が元町本通りの凮月堂を予約してくれていたので、お昼時でしたがすんなり席に就くことができました。
![]() しかも6人掛けのテーブルと2人用のテーブルがある個室を独占。食事をしながらのおしゃべりをゆっくり楽しむことができました。 オーダーしたのはステーキランチ。初めにこんな和風のお盆が出てきて ![]() そのあと、メインのステーキ。 ![]() 柔らかくて美味しかったです。デザートはプリン(実物は小ぶりです)。 ![]() 老舗の洋菓子屋さんならではの、昔ながらのプリンの味わいでした。 2時間くらいたって、にしむら珈琲店に場所を変え、4時頃までおしゃべり。5人のうち2人とは卒業以来、初めての再会です。 ひとりは3人の子どもがいる専業主婦。もうひとりはシングルでずっと働いてきた人。卒業後、どんな暮らしをしてきたか、どんな経験をしてきたかを聞いていると、それぞれに苦労も喜びもあって、人生って人それぞれだなあとあらためて思いました。その人たちだけでなく全員が、苦労もしてきているけど、それを乗り越えて生きてきているのです。 今の年齢だからこそできる充実した会話がある。そんなことも実感できたひとときでした。 ![]() 大阪の松竹座で5月3日から公演が行われている「團菊祭(だんぎくさい)五月大歌舞伎」を昼の部、夜の部ともに(別々の日に)見ました。 團菊祭は九代目市川團十郎、五代目尾上菊五郎を顕彰するために昭和11年から始まった興業。今までは東京の歌舞伎座で上演されていましたが、3年前に歌舞伎座が建て替え工事に入り、その間、松竹座に場を移しています。 私は3年前からずっと、この公演を見てきました。従来から團菊祭の名前は知っていて、いつも東京で公演が行われているのをうらやましく思っていたのです。歌舞伎座の工事中、松竹座で上演されることになったのは、関西在住でなかなか東京までは観劇に行けない歌舞伎ファンとしてはラッキーでした。 今回のプログラムは次の通りです。 昼の部 ・菅原伝授手習鑑 寺子屋 ・身替座禅 ・封印切 夜の部 ・絵本太功記 尼崎閑居の場 ・高杯(たかつき) ・ゆうれい貸屋 出演者は團十郎、菊五郎、藤十郎、左團次、時蔵、三津五郎、松緑、海老蔵、菊之助と超豪華。こんな顔ぶれの公演は関西ではなかなか見られません。 昼の部では若手が活躍。私は「寺子屋」で松王丸(松緑)の女房千代、上方狂言の「封印切」で遊女梅川を演じた菊之助が、まだ若いのにうまいなあと思いました。美貌の女形ですが、きれいなだけではなくてお芝居がしっかりしているのです。 夜の部では義太夫教室でお稽古している「絵本太功記」尼崎の段が見られたのがよかった。文楽の義太夫とは節回しがかなり違うのも興味深いことでした。 「高杯」は前から見たかった演目の一つ。狂言仕立てのお芝居で、次郎冠者が下駄をはいてタップダンスを踊る場面が見どころ。私は超絶技巧みたいなことをやるのかなと期待していたのですが、そういうものではありませんでした。 でも、酒に酔っ払って上機嫌の次郎冠者を演じている海老蔵がとてもチャーミングで、楽しげにタップを踏み、見ているこちらの気分もうきうきさせてくれました。 この團菊祭、来年、新しい歌舞伎座がオープンしたら、もう関西ではやらないのでしょうか。そうだとしたら、寂しいです。
膝を傷めて休んでいたお茶のお稽古。毎日のリハビリとお灸が効いたのか、順調に治って、正座ができるようになったので、復帰することにしました。結局、半年も休んだことになります。
昨日の午後、久しぶりのお稽古へ。私と長女と二人だけだったのですが、先生が入ってくださって、且座(しゃざ)と茶通箱(さつばこ)付き花月、2種類の花月をしました。花月は人数が5人そろわないとできないのを3人でやったので、一人で二役も三役もこなし、いい勉強になりました。 久しぶりにお茶室に座って、窓から見えるお庭の木の青葉を眺めていると、気持ちがしーんと静まってここちよく、しみじみと楽しいなあと感じました。 ただ、半年ぶりのお稽古で濃茶を三服、薄茶を二服もいただいたからか、夜、寝付けなくて困りました。もともとカフェインに弱いんですが、お茶のお稽古から遠ざかっているとカフェインを口にすることがあまりなくて、ますます敏感になってしまったのでしょう。 もう少しカフェインに慣れないと困ります。毎朝コーヒーを飲むようにしようかなあ(今はミルクティーです)。
日付が前後しますが、8日、学生時代からの友人、明石のエヌさんが、「月末の外出に単衣の着物がほしい」と言うので、二人で神戸・元町にあるリサイクルショップ「最旦館(モダンかん)ケイコ」に行ってみました。
エヌさんはお琴を習っていて、舞台では何度も着物を着ているのですが、ふだんにはあまり着たことがないし、一人で買いに行ったこともないので、一緒に行ってほしいと頼まれたのです。私は自分の着物を買うのが大好きだけれど、人が着物を買うのにつきあうのも楽しくて大好き。喜んで同行しました。 「最旦館(モダンかん)ケイコ」は前から気になっていたお店です。ビルの地下にあり、かなり広いスペースに着物や帯がどっさり積まれていました。 あれこれ物色した末、エヌさんは単衣の江戸小紋(寸法がちょうど合い、しかもしつけ糸のついた新品)、それに合う上品な柄の単衣帯、帯揚げ2枚、帯締め1本を買いました。ちょうど全品20%引きのセール中だったので、全部で45,000円もしませんでした。ラッキー! 私が着物を着て行ったからか、店長とおぼしき男性が桐のたんすから薩摩木綿や生紬の訪問着、結城紬、牛首紬など上物の着物を何枚も見せてくださいました。2割引なので、高額の商品ほどお買い得なわけですが…お財布と相談して、買うのは我慢しました。生紬の訪問着は黒地に御所解き模様の華麗な着物で、とても魅力的だったんですけれどね。 買い物につきあったお礼にと、エヌさんがユーハイム本店で私の大好きなケーキ、フロッケン・ザーネ(フロッケンは雪のかけら、ザーネは生クリームのことだそうです)をごちそうしてくれました。 美味しかったですよ−。 ![]()
昨夜は着物を着て行きました。弘法市で買った深緑の大島。
![]() 着物の柄をアップすると、こんな感じです。 ![]() 京都のリサイクルショップで買った名古屋帯。 ![]() 肌寒かったので、薄手のコートを着ていきました。お茶の同じ社中の先輩からいただいたものです。 ![]() その上からさらにレースのショールを羽織って、防寒を完璧に。 ![]() ショールもリサイクルショップで買ったものですが、新品です。 このところ着物を着て出かける機会が多くてうれしいです。まだ書いていませんが8日にも着たし、20日も着る予定。寒がりの私には今頃の時季が一番、着物を着るのにいい季節です。 ![]() 昨夜は夫と二人で繁昌亭へ。「第2回獅子の会」を聴いてきました。この会は林家染丸師匠が有望な若手落語家4人を育てるという趣旨で開いているもの。以前は「四葉の会」という名前でしたが、今年から「獅子の会」に。若手も「獅子」に育ったということでしょうか。 林家愛染さんの前座のあと、演目は次の通りです。 桂 あさ吉 稲荷車 桂 三四郎 新作ネタおろし 林家染左 運つく酒 中入り 林家染丸 首屋 林家染弥 辻占茶屋 平成鹿芝居 「生き死に」 三四郎さんの新作はもちろんですが、「稲荷車」「首屋」も初めて聴く噺でした。「運つく酒」もとても久しぶり。こういう珍しいネタを聴かせてもらえると、とてもうれしいし、楽しめます。 全般にマクラが長かったのですが、個人的に大受けしたマクラは染弥さんの話。兄弟子のそめすけさんについて、「平成の時代に坂田三吉と横山やすしを尊敬し、酒とばくちに入り浸って、(妻子がいるのに)宵越しの金は持たねえという危ない男」だと紹介したのです。実際にそめすけさんにつきあってスナックに行ったときのエピソードを話されました。 どこまで事実なのかはわかりませんが、私は以前からそめすけさんの高座を見ていて、「どこか壊れたような人」という印象を抱いていたのです。それが当たっていたことがわかってうれしかったです。変なうれしさですが。 最後に上演された「鹿芝居」は、落語家さんが演じるコメディ。若手の4人も好演でしたが、なんといっても染丸師匠がうまい。初めはヤクザ、次には和服姿の高利貸し役で登場。小柄な人なのに、その存在感、見ているだけでなんだかおかしくて笑えてしまうという喜劇味はさすがだと思いました。 「獅子の会」は5回シリーズです。次回も行けたらいいなと思っています。 ![]() 連休最後の5月6日、宝塚劇場バウホールで「近松・恋の道行」という作品を見ました。バウホールに行ったのは初めて。兵庫県立芸術センターの中ホールくらいの広さで、客席が後ろへ行くほど高くなる設計なので、とても見やすかったです。 開幕すると、いきなり義太夫三味線の強いばちさばきの演奏が流れました。私にはぎゅっとハートをつかまれるイントロでした。 「曽根崎心中」のお初と徳兵衛が人形ぶり(人形遣いに遣われているような印象を与える演技)で心中の場面を演じます。人形遣いの役の人はそれぞれ一人。この時代はまだ、一人遣いだったんでしょうか。 物語は人形浄瑠璃で「曽根崎心中」が大ヒットした十数年後。二組のカップルの恋愛を描いていきます。一組は心中しようとしますが思いとどまって生きることを選び、もう一組は心中してしまいます(後者が主役)。間に何度か最初と同じお初と徳兵衛が登場して、「曽根崎心中」が登場人物たちに影響を与えていることを示唆します。 義太夫も語られました(録音ですが。最初の三味線も録音です)。女性の義太夫です。なかなかいい声でうまくて、どんな人が語っているんだろうと、あとでプログラムを見たら、「竹本綾之助」という名前が載っていました。関西では聴いたことのないお名前なので、東京方面で活動しておられる女性大夫さんではないかと思います。東京では女性大夫が語る義太夫の会もときどき開かれているらしいです。 全体に展開が早くて(でも、ついていけないというほどではなく)、とてもおもしろく興味深く見ました。宝塚の女優さんたちはダンスだけでなく日本舞踊もできないといけないんだなあというのが、私には新発見でした。 宝塚ではこの作品のような和物は少ないそうです。以前はもっとあったけれど、華やかな洋物のほうが人気があるので、だんだん減ってきたのだとか。言われてみると、衣装は歌舞伎のほうがもっと豪華です。バウホールでの公演に出演する人たちはトップより少し下のランクの人たちだそうですから、衣装にそんなにお金をかけてもらえないのかもしれません。チケットも歌舞伎よりずっと安くて、5000円でした。 装置の転換もスピーディーでよくできていたし、この値段にしては質の良い公演を楽しませてもらったと思います。
連休中の5日、京都で「京都 清遊の会」の催し「とっておき講座『清盛と芸能の世界』」を受講してきました。
研究者、井上由理子さんによる白拍子の芸の再現。京都の文化遺産に詳しい講師・堤勇二さんの中世という時代と梁塵秘抄についてのお話。最後に受講者からの質問に井上さんが丁寧に答えてくださいました。 12世紀の100年間に、日本四大絵巻(「源氏物語絵巻」「信貴山縁起絵巻」「伴大納言絵詞」「鳥獣人物戯画」)が描かれていること、三大装飾経のうち「久能寺経」「平家納経」が作られていることなど、現在の日本の文化・芸術の礎はこの時代に築かれているんだそうです。 「梁塵秘抄」とは、梁の上に100年積もった塵が動き出すほど人の魂をふるわせる歌、という意味なんだそうで。ちくま学芸文庫にある西郷信綱著の『梁塵秘抄』が、参考書としてはおすすめだそう。 お話がいくらでも広がっていって興味が尽きず、あっという間の4時間でした。 ![]() 今年はたけのこをいただくことが多く、春の味を満喫しています。昨夜はバターで焼いて食べました。 ゆでたたけのこを薄味のだし汁で煮たあと、いったんさまして味をしみこませておきます。食べるときに再び熱して煮汁を切り、フライパンにバターを熱して、両面にこんがりこげめがつくまで焼きます(やや強火)。器に取ったら、木の芽をパラパラ。 バターの匂いと味、木の芽の香りがほどよいハーモニーです。 薄味なので、物足りないと感じる場合は醤油を少したらすと美味しいですよ。 ![]() 仕事部屋の本を整理して、不要な本を段ボールに4箱、処分しました。これで部屋の中が少しすっきりしました。 2、3年前に家中のあちこちの本棚から要らない本を選び出して、9箱処分したことがあります。そのときは箱ももう一回り大きい、みかん箱くらいの箱でした。 あと、変色したり表紙が傷んだりして、ゴミと一緒に捨てるしかない本が山ほどあって…。そちらのほうにはなかなか着手できません。そうした本を処分して、あいたスペースに着物を収納する引き出しを置くのが夢なんです。
一人で文楽を見に行くときは洋服ですませるのですが、昨日は連れ(姉と、姉のテニス仲間)がいたので着物を着て行きました。
![]() お茶の社中の先輩に譲ってもらった着物です。個性的な柄でしょう? ![]() 今80代の人の20歳頃の着物ですから、60年もの! 着物って60年たっても古びずに着られるところがすごいと思います。 帯は白とグレーで、しわ加工を施したような、ちょっと変わったもの。以前にすみれ庵さんで買い求めた帯留めをしました。 ![]() 根付けはマカロン。 ![]() 心配した雨もほんのちょっとしか降らなくて助かりました。
文楽4月公演第1部の演目を見てきました。「加賀見山旧錦絵(かがみやま こきょうのにしきえ)。金沢の前田家で起こったお家騒動を下敷きにしています。
見どころは若い女性のお初が、敬愛する直属の上司、尾上(女性)の敵討ちをするところ。尾上はたくさんの腰元が見ている中で、局(つぼね)の岩藤(いわふじ)に泥まみれの草履で顔をぶたれる、という恥さらしな仕打ちを受けたのです。 でも、この「いじめ」の裏にはお家乗っ取りの悪巧みが隠されていました。岩藤とその伯父、仁木弾正がその一味。岩藤は計画に触れた大事な密書を紛失してしまい、尾上がそれを拾って隠し持っているのです。 尾上は受けた恥辱に耐えられず、密書を残して自害。その直前に尾上の実家への使いに出されたお初は胸騒ぎがして引き返し、すでに事切れた尾上と密書を見つけます。そして尾上の敵を討つことを決意するのです。 結末はハッピーエンド。お初は岩藤を殺し、やってきた重臣に密書を差し出します。重臣はその中身を読んでお初の果敢な行動をたたえ、その場で二代目尾上に任命します。 女性が敵を討つ話ってわりと珍しいです。歌舞伎では悪役の仁木弾正がめちゃくちゃかっこいいんです。私の大好きな片岡仁左衛門のはまり役。文楽の仁木弾正はただの悪人でした。若くて行動的で勇敢なお初が魅力的です。
昨日は京都の烏丸へ、日本きもの学会が主催する「きもの文化塾」を聴きに行ってきました。今回のテーマは「近世以降の板締め染め」。正倉院御物に使われている染色技法に夾纈(きょうけち)と呼ばれるものがありますが、これが板締め染色技法なんだそうです。奈良時代に隆盛しますがその後姿を消し、近世後半に紅染めと藍染めの専用技法として復活します。
版木に文様を彫り、同時に小さい穴をたくさんあけておきます。反物をこの版木に密着させ、10〜20枚の版木にS字状に巻き付け、版木を固定します。桶にこの版木を入れて、藍や紅の染色液を上から何度もかけます。小さい穴を通して染液が浸透します。 実際にこの技法で染められた古い布地や着物を見せてもらいました。紅染めの古いものは色があせて柔らかくなり、とてもきれい。文様も、輪郭がぼやけるのがこの技法の特色なので、暖かみが感じられます。 着物が大好きで、着物にまつわる知識を知ることも大好き。こういう勉強はもっと続けていきたいです。 冬の間、ちっとも着物を着なかったのですが、この日は久しぶりに着ていきました。無地の紬と名古屋帯です。自分撮りがうまくいかないので、カーペットに置いて写真を撮りました。 ![]() 着物の色は淡い浅黄色。帯はポップな感じの柄です。 ![]() 気候が良くなったので、しばらく着物でのお出かけが続きそうです。 ![]() 火曜日にフラワーアレンジのレッスンに行きました。今回はコンテンポラリースタイル。 初めにサンゴミズキの長い枝をまっすぐに何本か挿します。そして淡い黄緑色のカーネーションも1本、比較的高い位置に挿します。木イチゴの枝をそこに添わせるようにして入れました。この木イチゴがたまたまおもしろい形に曲がりくねっていたので、いい感じになりました。 下の方はまっすぐ下ろしても良かったのですが、私はやや右側へ流しました。 カーネーションの色がなんともいえずきれいです。 ![]() ガーベラ、 ![]() ![]() 宿根スイートピー。豆科って感じがしますね。 ![]() ほかにトルコキキョウ、ユキヤナギなどを使っています。全体に淡い色使いで、優しい感じ。しかも豪華です(自画自賛)。
昨日、神戸の元町にある神戸朝日会館というところで「トロッコ」という映画を見てきました。とてもいい映画でした。
台湾人の夫が急死して、主人公の夕美子(尾野真千子)は夫の遺骨を胸に、幼い二人の息子を連れて、初めて台湾の地方にある夫の実家を訪ねます。 夕美子は旅行ライターをして息子たちを育てていますが、長男との関係は少しぎくしゃくしています。 台湾では心優しい義父母が3人を迎えてくれます。義父は日本の占領統治の時代を生きた人なので、日本に対して複雑な感情を抱いています。 ゆっくりした時間の流れの中で、夕美子と子どもたちが過ごす特別な夏休みが描かれます。 日本人が台湾の山から木を切り出すために作ったトロッコ列車があり、そのレールは山の奥深くまで続いています。子どもたちがトロッコに乗って山の中に入って行くシーンがとてもきれいです。 明治神宮も靖国神社の鳥居も、台湾から持ってきた檜の巨木なんですって。衝撃でした。 乱伐で荒れた山に、一人黙々と木を植え続ける老人がいます。 義父母は日本人教育を受けた世代なので、日本語が話せます。尾野真千子との会話は日本語と中国語(台湾語?)が混じっています。尾野真千子、中国語を勉強したんでしょうねえ。俳優さんの仕事はいろんなことを勉強しないといけないんですね。 幼い兄弟がトロッコで山の奥深くまで行ったとき、そこで植林をしている老人と出会います。老人は今の日本人がもう忘れてしまったような、美しく丁寧な日本語で自己紹介をします。そのとき私は義父が「日本人は礼節を重んじる、と教えられた」と話していたのを思い出しました。 その日本人が、一時は兵士として軍隊で働いた義父の恩給申請を冷たく却下してきます。義父は「ただご苦労だった、という言葉がほしいだけなのに」(こんなセリフではなかったかも。細かい言葉遣いは覚えていません)、と嘆きます。 義父を演じた俳優さんの表情がとても良かった。夕美子の長男を演じた男の子もいい顔をしていました。そしてもちろん尾野真千子はとても良かったです。いい映画を見ました。 (この映画、芥川龍之介の「トロッコ」が原作だそうです。舞台を台湾に移し、内容もかなり変えてあるようですが。芥川龍之介の「トロッコ」、昔読んだけど、どんな話だったかすっかり忘れてしまいました。) 監督は川口浩史。2009年に公開された映画らしいです。
「カーネーション」で強烈な印象を残した、あの綾野剛が出ているという、ただそれだけの情報で昨夜、ドラマ「クレオパトラな女たち」の第1回を見ました。何も予備知識がなかったので、美容整形の話を扱っていることや、脚本を大石静が書いていることにびっくり。綾野剛は今回、ゲイの役みたい。
最終的に落としどころはどういうふうにするのかなあ。興味を持って見続けられそうです。 ![]() 日にちが前後しますが、先週、国立文楽劇場(大阪)文楽4月公演の第1部を見てきました。演目は「祇園祭礼信仰記」と「桂川連理柵(かつらがわ れんりのしがらみ」です。 私は「桂川…」がおもしろかったです。舞台は京都。帯屋の跡取り長右衛門38歳、妻帯者。隣の家の娘、お半、14歳。この二人が心中するのです。江戸時代ですから、数え年ですよ。なんで? と思ってしまいますが、浄瑠璃を聴いていると、二人それぞれの追い詰められた心情が伝わってきて、深く同情してしまうのです。 とくに帯屋の段の嶋大夫→住大夫のリレーが素晴らしかった。嶋大夫は長右衛門の義理の弟が大笑いに笑うところを演じるのですが、それが実にうまくて、聴いていても可笑しくなってきます。そのあと住大夫さんは、長右衛門と妻、長右衛門とお半のやりとりをじっくり聴かせてくれました。 最後の道行きの場面は、六丁六台。哀切な空気の中に華やかさも添って、見ているこちらの感情を高ぶらせてくれます。 「お半長右衛門」、略して「お半長」といわれ、大ヒットした作品です。朝ドラ「ちりとてちん」で「胴乱の幸助」が取り上げられたときのことを覚えている方は、わかるかもしれません。この噺の中でけんかの仲裁が趣味の幸助が、過去の話を今現在のことと勘違いして京都まで出かけるのが、このお半長の事件なのです。 それにしても、お半はもっと幼い頃から長右衛門を慕っていて、ただ一度の契りで妊娠してしまい、それでも長右衛門に恋をしている一方、長右衛門は「あれは自分の過ち」と悔いていて、お半に対しては哀れに思う気持ちが主です。 つまり相思相愛ではないわけ。心中物で男女が相思相愛でない作品って、珍しいのではないでしょうか。かといって、38歳と14歳が相思相愛だったら、それもまた不自然な気がしますが。
このところずっと取り組んでいた仕事のめどがついたので、夫と二人で花見に行ってきました。行き先は京都。京阪電車に乗って八幡市(やわたし)駅で降り、10分くらい歩いたところにある背割堤(せわりてい)です。木津川と宇治川を分ける堤の上に、桜並木がおよそ1.4キロも続いているんです。
![]() 離れた場所から見ていてもみごとな眺めです。堤に着くと、桜のトンネルの下をたくさんの人たちが歩いていました。それでも時間がわりと早かったので(10時過ぎ〜)、まだ少ないほうだったのではないかと思います。 ![]() 桜の木って、枝振りがきれいですね。 ![]() 少しアップで。 ![]() 夫に写真を撮ってもらいました。 ![]() 桜は、満開の時期を過ぎて、風が吹くとはらはらと散っていきます。花びらが風に乗って流れていくようすは、もし観光客がいなかったら、夢のように美しい情景だろうなあと想像しました。 河川敷に降りると、いろんな野草が咲いています。まずたんぽぽが目に飛び込んできました。 ![]() この花は光沢のある黄色です。名前はわかりません。 ![]() ほかにも白い花や ![]() 青い花、 ![]() 赤紫の萩に似た花など、どれも小さいけれどとてもきれい。 ![]() 桜並木の端まで歩いて、来た方角を振り返ると、こんな風景でした。 ![]() まるでピンクのブラシ…。 1.4キロを往復したので、3キロ近く歩いたことになるかな。駅前で昼ご飯をすませ、ケーブルに乗って石清水八幡宮へ。 ![]() ![]() ここも桜がきれいでした。しだれ桜もあります。 ![]() 本堂の前に舞台がしつらえられて、武道の奉納演武会が行われていました。私が行ったときはちょうど空手が終わったところで、 ![]() その次は剣道でした。 ![]() 毎年行われていて(去年は中止されたそうですが)、出場者は全国から集まるんだそうです。 境内で「なぎ」の木を見つけました。文楽の「卅三間堂棟木由来(さんじゅうさんげんどう むなぎのゆらい)」を見て以来、なぎの木ってどんな木だろうと、ずっと思っていたんです。 ![]() 葉っぱは若々しい緑で、生命力にあふれて見えました。 ![]() お茶席が設けられているのを見つけました。奥ゆかしい門をくぐり、 ![]() 飛び石をたどっていくと、緋毛氈をかけた床几が置いてあります。 つくばいもあります。 ![]() そしてこぢんまりしたお茶室が。 ![]() お点前が始まったばかりで、空席があったので、入らせてもらいました。四畳半のお茶室です。お客は8人ほど。 床の軸は「一期一会」です。 ![]() 華やかな総柄の小紋を着た若い女性がお点前をしていました。 ![]() 半東さんが出てきて、お道具のことなど説明してくださいました。裏千家の社中だそうです。 お菓子はこのあたりの老舗のお菓子屋さん「走井餅」の桜餅。 ![]() 末席だったので、お茶は点てだしです。茶碗は唐津でした。お菓子もお茶も実に美味しかった! ![]() お道具の拝見をさせていただきました。なつめ。 ![]() 茶杓。竹の上に桜の樹皮が張ってあります。 ![]() 棚は吉野棚。水指は染付。 ![]() 花入は縦笛の形をしていました。 ![]() 久しぶりにしっとりしたお茶席でお茶が味わえて、すがすがしい気分を堪能できました。短い時間でしたが正座をしていて、何も違和感がありませんでした。5月から、お茶のお稽古に復帰しようと思います。 帰りはケーブルに乗らずに歩きました。なだらかな坂道を下っていきます。 ![]() 途中、左側に石垣が続いているところがありました。お城かなにかの名残でしょうか。 ![]() いくつもの種類の鳥たちの鳴き声が聞こえてきます。一面の緑の下を歩いて行って、心地よい森林浴ができました。 帰りは中之島行きの準急に乗り、大江橋駅で降り、少し歩いてJR東西線の北新地から甲子園口へ。京阪電車に天満橋〜中之島という路線が新しくできているということを私はちっとも知りませんでした。 夫はこういう情報のキャッチがすごく早いです。そして必ず新しい路線に乗りたがるんです。ちょっとした「鉄ちゃん」ですね。
昨日の昼間は仕事仲間のお花見。
![]() 好天に恵まれ、少し肌寒かったけど楽しいひとときをすごしました。 帰りがけ、時間があったので、甲子園口のバス通りにあるお気に入りのブティックpoole(プール)をのぞいてみました。 この季節、冬服にはすっかりあいてしまい、かといって去年や一昨年に買った服も新鮮味がなくて、新しい春服がほしくなってしまうんです。 お店の中には可愛い春服がいっぱい。ここのお店って、Sサイズも意外と多いんですよ。 試着してみて、3枚、買いました。青いチェックのブラウス。 ![]() 明るいグレーのパンツ。驚くほど伸縮性に富み、おなかまわりをすっきり見せてくれるすぐれもの。 ![]() ノースリーブのワンピ。下に白のTシャツか何かを着るつもりです。 ![]() 柄をupすると、こんな感じです。 ![]() 残念ながら、今の気温では、寒がりの私にはどの服もまだ着られません。早く毎日20℃くらいの陽気になってくれるといいんですけど。
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